やらなければいかん仕事があるのだが

 やる気にならんので、なんか関係ないことを書いてみる。


 最近、「多感な」というキーワードに敏感だ。自分の嗜癖の多くを説明してくれそうな言葉である。

 たとえば、海外ミステリが好きだとか、テレビゲームを未だにやってるとか、サザンオールスターズが好きだとか。これらは、人生の「多感な」時期にガツンと出会ってしまった結果なんだと思っている。

 そういう出会いというか熱狂は年々薄くなっていく。「多感な」日々は遠のいていくということか。最後に熱狂したのは、椎名林檎だったはずだ。あれはちょうど就職したての頃で、そういう新しい環境がもたらした残り火だったのかもしれない。

 生涯「多感」でいられる人はいるのだろうか。そうでありたいものだが、私の目の前には茫漠とした原っぱが長々と続いているように思える。