農に還る

 今年も研究室パンフを読んだ。そして、ガクシン書類作成期が来ている。それを終わるとすぐ夏休みで、その後は学会。その間にシュラバが年に四回あって、年末には様々な投稿論文の提出時期が重なって、リライトをしながら修論とL誌論文を読む。
 段々、円環的時間の中に住まっているような気がしてくる。円環を突き抜けるはずの未来への見通しが立たない中で、書き続ける論文は、投資行為というよりは、田植にも似た単純再生産行為として認識されつつある。