2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 価値

研究対象の選定の前提には、「何が対象として採り上げるに値するか」という価値観が存する、というのは価値自由についての先行研究で散々指摘されてきたことである。 その価値観はどこから来たのか、と問われれば、研究者個人の恣意ではないはずである。研究…

 上位モデル商法

携帯できるもの、世の目にさらされざるを得ないものというのは、新しい商品の台頭に対してすこぶるガードが弱い。 そもそもファッションってやつがそうだった。だけれども、服のセンスというのはいい感じでバラけているおかげであんまり脆弱性が目立たない。…

 思わずニヤリ

一押しは二曲目「喧嘩上等」でしょうか。大人(アダルト) (初回限定盤)(DVD付)アーティスト: 東京事変出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2006/01/25メディア: CD クリック: 66回この商品を含むブログ (503件) を見る「ああ、こういうの。わ…

 後からきた持たざる者たちのパターン

横のリンクから行った、 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060123/1138000217 ヒルズ族などといわれている人々が本質的には下層にいることが分かる。その悲しみとともに。

 FF7

FF7が出た頃、知った風なことをいう連中が跋扈してスクウェア路線を批判した。 「映像ばっかりでゲーム本来の楽しさを失った」大抵はくだらない紋切り型の悪口であったのだが、それが、馬鹿げた紋切り型としてではなくいっぱしの正論として受け止められたと…

 正統なき時代の不幸

最近周囲でパーソンズについて囁かれることが多くなった。 R君がパーソンズにまるまる一章を割いているのを読んだ次の日に、N氏のレジュメが秩序問題を論じているといった具合である。K君の修論でも真面目に採り上げられていたかと思う。 パーソンズの時代と…

 修論三本目読了

C君の修論を読了。見事な分析になっている。世辞抜きで今年はみんな水準が高い。

 知への意志

という本は、遠く学部の頃から今日にいたるまで、私には「なぜか気になるアイツ」という位置を占め続ける稀有な本である。 この本は、単に逆説を弄しているようにみえて、その実、何か大事なメカニズムを指摘しようとしている……そう思えてならない。 このこ…

 ケータイといえばしかし

こんな状態らしい。ところどころネタもあるとは思うが。 http://s03.2log.net/home/programmer/archives/blog38.html

 ケータイでテトリス再論

なぜ、ケータイで提供されるテトリスが「よくない」と思えたのか。それは、ゲームの無益さを究極の形で提示してしまっているからのような気がする。 ああ、そうさ。ゲームなんて幾らやっても一文の得にもなりはしない。突き詰めれば、時間の穴埋めに過ぎない…

 ケータイでテトリス

帰り、私の前に座るサラリーマンが携帯でテトリスをしていた。夢中になるでなく、片手で面倒くさそうにラインを消していた。 「こういうゲームは良くないな」何の根拠もなく、強くそう思った。

 読書

先ず昨年の「このミス」ベスト1を(祝・直木賞受賞!)。容疑者Xの献身作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 157回この商品を含むブログ (974件) を見る 途中で筋が分かってしまったのでサプライ…

 有頂天ホテル

見ました。三谷幸喜はそのシナリオによって華麗な出演者たちを支配できているのだろうか。筋の持つべき力がなく、ただ「お約束だけはしない」という禁忌だけを遵守してそれに満足しているようにも見える。 もう一点。決着の付け所では、必ず、登場人物が拗ね…

 敵

私は、反-理論といわれても何に抗しているのかが分からなくなってしまった世代の一員なのだが、私以前の世代には、「ああ、アレに抗するのね」で通じたのだろう。小熊先生の『民主と愛国』もまた、「戦争経験」と言われて、分かる世代と分からない世代の通じ…

 修論二件目読了

R君の修論を読み終わる。しり上がりによくなっていき、最後には、わたしのいたところをやすやすと超えられてしまった。 自分の思索のためのヒントも幾つか得た。

 時論

へんな時間に目が覚めたので読む。嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)作者: 北田暁大出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/02/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 202回この商品を含むブログ (326件) を見る

 無為

昨日は頭が痛いということで、メールのみの仕事の日と決めて、ずっと横になっていた。最初は気楽だったが、段々「なにやってるんだ、わしは?(ヒント=何もしていない)」状態になってきたので、寝てしまうことにした。 そんなことをやっているうちに、もう…

 情報収集中

やるあてもないのに、このゲームの情報を調べまわる。ガンパレード・オーケストラ白の章 青森ペンギン伝説 (通常版)出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント発売日: 2006/01/12メディア: Video Game クリック: 16回この商品を含むブログ (7…

 積みゲー告白

やっぱりゲームの話が読んでいて一番面白いぜ(←主観)。ということで、買ったのにやってないゲーム告白。マーヴェラス もうひとつの宝島出版社/メーカー: 任天堂発売日: 1996/10/26メディア: Video Game クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見る千…

 いじめ

女王の教室、野ブタ。をプロデュース。後者は少ししか見ていないが。 いじめというのはどうしたって避けられないし、それをコントロールできる金八先生もいない。いじめは所与としてある。それは、人間が作り出したものであるにもかかわらず、一種の災厄とし…

 肩こりと頭痛

M氏の書評査読が終了。なかなか刺激的な内容でよろしい。 その最中からずっとなのだが、しきりに肩こりがする。わしの場合、首周りが重くなってそれが次第に前に回ってきて頭が痛くなるという過程をとる。 以前整体で、首が据わっていないというか、普通の姿…

 ガトリング砲

昨日は狂ったようにメールを打ち続けた。後で数えたら27通。帰りの電車で、DSのマリオカートをやったら本当に吐きそうになった。マリオカートDS出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2005/12/08メディア: Video Game購入: 14人 クリック: 255回この商品を含むブロ…

 修論1件を読了

K君の修論を一気に読み終えた。「絶対受かる」と笑顔で断言できる。よかった。

 キングという「異常」、テレビという「正常」

国民的公共性という問題意識に重要性を感じ、数時間読み耽る。『キング』の時代―国民大衆雑誌の公共性作者: 佐藤卓己出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/09/25メディア: ハードカバー クリック: 17回この商品を含むブログ (33件) を見る ただ、自分の理…

 ありがとう!

精神的低迷が突然にやってきたのだが、とあるブログをみて思わず笑ってしまった。作田先生、その調子でどんどんお願いします。 http://gekko.air-nifty.com/bc/

 「風の息遣い」再論

毎日インタラクティヴの社説子が、風で横転した列車の運転手が「風の息遣い」を感じなかったのかと批判的に述べた出来事は、多くの憤激を呼んだ。その憤激は、いわゆるプチ・ナショナリストと呼ばれる人々に多く見られたのであった。 プチ・ナショナリストの…

 仕事はじめ

みなさま、今年もよろしく。 「充電十分」とは言いませんが、この休みは、久しぶりにものを考える時間をもてた気がします。それは歳をとるごとに、稀な、貴重な経験になってきています。

 階級の公言

妙に頭に引っかかる……グロテスクな教養 (ちくま新書(539))作者: 高田里惠子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/06/06メディア: 新書購入: 8人 クリック: 222回この商品を含むブログ (139件) を見る 第四章で、二回、学者が社会分析に階級の変数を投入し…

 きょうよう

新書というのは、どうも著者の側に甘えが出てきてよろしくない。グロテスクな教養 (ちくま新書(539))作者: 高田里惠子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/06/06メディア: 新書購入: 8人 クリック: 222回この商品を含むブログ (139件) を見る アイデア・…

 嗤

http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/2004121201.html