死ぬ前に読むべき洋ミスを3つ挙げよ

 最近寝つきがよろしくないので、好きなことを考えながら寝ることにした。わしの好きなのは、ミステリとテレビゲームとサザンオールスターズである。今日は洋ミスをテーマに。
 題記の件だが、最初に思いつくのは、

キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 である。過去数回読み返したミステリは後にも先にもこれだけである。しかし残念ながら、過去に四人の友達に紹介したが、四人とも「つまらなかった」と言った。最後の一人は金を返せとのたまったので絶縁した。オレも若かったが止むを得ない決断だった。
 次はなんだろう。急に足場を失うわけだが、
Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

 になるだろうか。王道で恥ずかしいが、これを読み終わった日の衝撃は今も忘れない。出会った時期も良かったのだろうが。今この本と出会って同じように感動できるかどうか自信はない。
 もう残り一冊か。
ホワイト・ジャズ (文春文庫)

ホワイト・ジャズ (文春文庫)

 J.エルロイから一冊を選ぶことになるのか。
LAコンフィデンシャル 上 (文春文庫)

LAコンフィデンシャル 上 (文春文庫)

率直に言えば、映画にもなったこちらの方がスジは良くできている*1。読んだ当時の衝撃はこちらが上だった。
 だが、今も頭に残っているのは前者だ。それは仕方のないことだ。何が記憶に残るべきかを決めるのはオレではないのだ。

*1:映画は評価しないが