読む、並べる

 テクストを読む。たくさん読む。それを書く。書くときには、無視するものと光を当てるもの、それから、順番を考えなくてはいけない。
 無視と照準、それから重要性の順序。ただ、読んで書くだけで、私のもつ価値観がそこに現れる。
 学説史とは価値の創造である。それが社会学にとって有意義なのは、社会学が持つべきと信じる価値を明示できている限りにおいてである。