大森駅前店

 JR大森駅東口のバスロータリー真向かいにあるブックオフ.新装したばかりらしく,おしゃれな雰囲気がある.1Fが単行本,2Fが文庫,3Fが本以外のメディアという配置である.階あたりの広さは他の大規模店なみ.
 単行本の百円モノの品揃えはよろしくない.しかも,店の奥のほうにある.1Fはおしゃれなディスプレイを愉しませる場であり,汚らしい格好をしたマニアにうろうろされては困るのだ.
 しかし,2Fの文庫百円モノの品揃えはなかなかよかった.

  • 最大の特徴は,時代小説のコーナーが独立していること.そこで,他店の百円コーナーではあまりお目にかかれない藤沢周平なぞを入手できた.
  • 海外ミステリの品揃えについては,割とバランスよく並んでいる点に好感が持てた.例えば,トマス・ハリスの『ハンニバル』が上下1セットのみしか置かれていなかった事実は品揃えのバランスの良好さを示す有意義な指標といえよう*1
  • 個人的収穫としては,洋ミスでは,マンケル『リガの犬たち』,レヘイン『雨に祈りを』,アマゾンで品切れていたロスマク『縞模様の霊柩車』だろうか.

*1:逆に言えば,バランスの悪い店ではむやみに『ハンニバル』が棚を席巻しているということである