村上春樹訳『ロング・グッドバイ』

 

異人館  (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

異人館 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

を衝動買いしたところ、帯に、村上春樹レイモンド・チャンドラーの名作といわれている『長いお別れ』を改めて翻訳する、とあった。3月刊行。新題は『ロング・グッドバイ』だとか。
 以前読んだときには、「なるほどねー。おもしろいといえばおもしろいかー」といった程度の感想しか抱き得なかったのだが、ハードボイルド小説の頂点であるといわれる本作がこの程度なわけがないという思いも残っていた。
 わしが若くて人生を知らなすぎたのか、訳文がまずかったのか。いずれにしても、新訳、買ってみようと思う。
 でも、タイトルは『長いお別れ』のままでよかったんじゃないかな。