ウェールズの山

 [rakuten:ebest-dvd:10915434:detail] これもスカパーでみた。レンタルでは先ず借りないだろう作品を目にする機会が生まれるのも、スカパーのメリットである。
 内容はアホみたいな話で、第一次世界大戦中、ウェールズの某村にある「山」にイングランドの測量隊2人がやってきて、「この高さ(299メートル)では、山ではなくて丘だ」みたいなことを言い出して村中大騒動になる話。
 どうでもいいじゃねえか、そんなこと――とも思うが、これが泣かせる話で、「軍隊に行った村民らが戻ってきたときに、村のシンボルだった山が丘になってちゃ申し訳ない」ということで村民らが異様に噴き上がるのである。
 結局、測量隊が村を出るのを妨害してその間に丘を5メートル程度嵩上げするだけの話なのだが、バカバカしくもホロリとさせるエピソードもあって、見終わった後の満足感は大きかった。
 わたしは、こういう、「話の端で笑わせてちょっとホロリとさせられる」性質の物語に異常に弱いと思う。大概泣く。