ボールペンを選ぶ

 ある日、最近メモとらなくなってきたなと気づいた。
 その理由を考えてみたが、結局、こちらのイメージどおりの文字を書けないためであると思われた。体調によって筆圧が大きく変化するので、体調の悪い日のメモはなんと言うか紙面を上滑りしているかのような字体となることが多い。要するに薄くて汚くて読めないということだ。紙という物質に文字が負けているのだ。
 後から冷静になってみると犯人探しは他にも可能だったはずなのだが(メモ用紙の紙質であるとか*1、そもそも体調が悪くて手に力が入らないというのは人としてどうなのか、とか)、しかしながら、これは全面的にボールペンが悪いのだ、と決め付けるところから人生とは始まるものなのである、そうだろ?

 ということでいろいろネットを見て回り、先ずは次の3点を選出した。

 [rakuten:ikeman:10006831:detail]
 [rakuten:ikeman:10006835:detail]*2
 [rakuten:pltbv:10000238:detail]

 最初のjetstreamは、この中では最も細身であり軽量なペンである。そして、思うとおりの字体が出てくる。波に逆らわないサーファーのような滑りっぷりがよい。一番お気に入り。
 次の、signo mc3には、ちょっと紙にひっかかる感触が有る気がする。先のjetstreamに比べると筆遣いにおいて制約が生じるように思う。角度によって色が出ないことがあるのだが、その判定がキツイと思う。但し、高級感はこの3つのなかでは一番である。気難しい長男坊のようだ。まあ、先の商品がペン先0.7mmであるのに対して、これは0.5mmであることが原因なのだと思う*3
 最後のclip onは……えーっと、なんでこれ選んだんだっけというぐらい、感触が100円均一の3色ボールペンと一緒だった。調べてみると、留めるところがクリップみたいに動くから何にでも挟めてしかも折れない、という点がメリットだった。こういうのを求めている人に。

 まだ何本か購入の計画があるが、今のところの暫定チャンプはjetstream 3である。

*1:メモ用紙は、無印良品の【ダブルリングノート・ドット方眼、A5タイプ白】で固定。これは動かしようがない

*2:これは三色+シャープペンで、購入したのは単なる三色なので別物。なぜか商品紹介メニューに出なかった

*3:なお別の論点として、jetstreamが油性、signoがゲルインクという違いもあるようだが、それについては詳しくないので、http://ja.wikipedia.org/wiki/ボールペン を参照してほしい。jetstreamは新開発の油性ペンなので以下に挙げたclip on的な書きづらさがない。したがって、油性とゲルインクの差は縮まっているのではないだろうか。